主要10社、海外FX業者のスプレッドを比較!リアルタイムスプレッド付き

海外FX業者のスプレッドを比較 海外FX スプレッド

この記事はできるだけ低スプレッドの海外FX業者で取引したい方のために、全10社の海外FX業者のスプレッドを比較してまとめてあります。

海外FX口座の特徴としては、

  • スタンダード口座(STP口座):取引手数料が無料
  • ECN口座:取引手数料がかかる(ECN口座の呼び方は業者ごとに異なる)

の2タイプがあることです。

STP口座のスプレッドは手数料がはじめから上乗せされていますが、ECN口座のスプレッドは取引ごとに取引手数料が「外付け」で上乗せされています。

ECN口座のトータルコスト計算例

ECN口座では、たとえば、スプレッドが0.0pips、1ロット(10万通貨)あたり往復7.0ドル(約700円)の取引手数料がかかる場合、

0.0pips + 0.7pips(約700円)= 0.7pips

がトータルコストとなります。

どの業者でも全般的にはECN口座のスプレッドの方が狭い傾向ですが、同じ通貨ペアであっても、ある業者のSTP口座の方が別の業者のECN口座のスプレッドより狭いことがあり、また、その逆パターンの場合もあります。

そのため、この記事では以下のとおり各業者のスプレッドを比較するためにまとめてあります。また、複数の業者のスプレッドをご自身で比較する方法なども説明します。

海外FX 10社のスプレッドを比較(ECN口座)

日本の国内店頭FX市場での通貨ペアの取引量ランキングを基準に以下の通貨ペアのスプレッドを比較しました、各通貨ペアの右側が取引量(%)です。

比較対象の通貨ペア

  • USD/JPY(米ドル/円)・・・57.22%
  • EUR/JPY(ユーロ/円)・・・13.55%
  • EUR/USD(ユーロ/米ドル)・・・11.06%
  • GBP/JPY(英ポンド/円)・・・8.36%
  • AUD/JPY(豪ドル/円)・・・5.68%
  • CAD/JPY(カナダドル/円)・・・1.48%

なお、世界市場では1位:EUR/USD 2位:USD/JPY 3位:GBP/USD…ですが日本人トレーダー向けの通貨ペアにしました。

比較した海外FX業者 10社

  • AXIORY
  • FBS
  • FXDD
  • FXPRO
  • Tradeview
  • GEMFOREX
  • HotForex
  • LANDFX
  • TitanFX
  • XM

上記の中からスプレッドが狭い海外FX業者を以下で比較していきます。

平均スプレッドで比較する重要性について

海外FX業者の多くは変動スプレッドを採用しており、狭い時もあれば広がる時もあるので「平均スプレッド」で比較する必要があります。

平均スプレッドであれば、だいたいこのくらいのコストでトレードできると予想が付きやすいですが、最小スプレッドは一番安い時のスプレッドなので全く無意味です。

特に、経済指標発表時など流動性が大幅に下がる場合はスプレッドが大きく広がり「最小スプレッド」よりも大幅に高くなり全く参考にならないはずです。

したがって、海外FX口座の本当の実力値を知りたければ「平均スプレッド」で比較しなければなりません。

スプレッドが狭い海外FX業者を比較

同一業者内では基本、ECN口座のスプレッドの方がSTP口座(スタンダード口座)よりも狭いので、各業者のECN口座のスプレッドを比較します。

スプレッドを比較するには最小スプレッドではなく、必ず平均スプレッドで比較する必要があり、その理由は以下の通りです。

※カッコがない方が手数料抜きの平均スプレッド
※カッコ内が手数料を含む平均スプレッド

実際のトレードでは、カッコ内の「手数料抜きスプレッド+手数料」がトータルコストになります。

 手数料
往復/Lot
米ドル/円ユーロ/円ポンド/円
TitanFX
ブレード口座(ECN)
7ドル
(0.7pips)
0.31pips
(1.01pips)
0.72pips
(1.42pips)
1.42pips
(2.12pips)
AXIORY
ナノスプレッド口座
(ECN)
6ドル
(0.6pips)
0.31pips
(0.91pips)
0.62pips
(1.22pips)
1.29pips
(1.89pips)
HotForex
ゼロ口座(ECN)
6ドル
(0.6pips)
0.45pips
(1.05pips)
0.81pips
(1.41pips)
1.45pips
(2.05pips)
LAND-FX
ECN口座
7ドル
(0.7pips)
0.52pips
(1.22pips)
0.84pips
(1.54pips)
1.30pips
(2.00pips)
XM
ゼロ口座(ECN)
10ドル
(1.0pips)
0.30pips
(1.3pips)
0.30pips
(1.3pips)
1.10pips
(2.10pips)
Tradeview
ILC口座(ECN)
5ドル
(0.5pips)
0.20pips
(0.70pips)
0.2pips
(0.70pips)
1.10pips
(1.60pips)
業者手数料
往復/Lot
豪ドル/円カナダドル/円ユーロ/米ドル
TitanFX
ブレード口座(ECN)
7ドル
(0.7pips)
1.11pips
(1.81pips)
1.12pips
(1.82pips)
0.22pips
(0.92pips)
AXIORY
ナノスプレッド口座
(ECN)
6ドル
(0.6pips)
0.90pips
(1.50pips)
0.78pips
(1.38pips)
0.21pips
(0.81pips)
HotForex
ゼロ口座(ECN)
6ドル
(0.6pips)
1.25pips
(1.85pips)
1.35pips
(1.95pips)
0.44pips
(1.04pips)
LAND-FX
ECN口座
7ドル
(0.7pips)
1.22pips
(1.92pips)
1.32pips
(2.02pips)
0.49pips
(1.19pips)
XM
ゼロ口座(ECN)
10ドル
(1.0pips)
1.00pips
(2.00pips)
1.09pips
(2.09pips)
0.38pips
(1.38pips)
Tradeview
ILC口座(ECN)
5ドル
(0.5pips)
0.40pips
(0.9pips)
0.90pips
(1.40pips)
0.10pips
(0.60pips)

上記ECN口座の全てのスプレッドはSTP口座(スタンダード口座)よりも低いので、取引コスト重視の方ほどECN口座を選んだ方が良いことになります。

TitanFX スプレッドの特徴(ブレード口座)

ドルストレート系を得意としている業者です。
特に米ドル/ユーロとユーロ/米ドル(0.2~0.3pips)、豪ドル/米ドル(0.3~0.4pips)、ポンド/米ドル(0.6~0.7pips)あたりが優秀、取引手数料も往復7ドル(0.7pips)とまずまずです。

ブレード口座のリアルタイムスプレッド

TitanFX リアルタイムスプレッド最低入金額200ドル(約20,000円~)は他よりも若干高いですが、1,000通貨~。ライセンス取得ありの完全NDD業者なので安心して利用できます。

TitanFXの評価レビューは以下でお読みください。

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AXIORY ナノスプレッド口座の特徴

管理人もナノスプレッド口座を使っており、MT4でけでなくcTraderも利用できるのが大きな特徴です。手数料往復6ドルは安く、下記のリアルタイムスプレッドのように、メジャー通貨ペア全般のスプレッドが狭いです。

ナノスプレッド口座のリアルタイムスプレッド

AXIORY リアルタイムスプレッド

AXIORYも最低入金額が20,000円~ですがレバレッジ最大400倍、ロスカット水準20%、ゼロカットの実施では高い定評があり、追証なしなので積極的なスキャルピングにも適しています。

AXIORYの評価レビューは以下でお読みください。

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HotForex スプレッドの特徴(ゼロ口座)

最近、管理人も頻繁に使っているのがゼロ口座です。

この業者もTitanFXと似ておりドルストレート系が強く、ユーロ/米ドル(0.1~0.3pips)、豪ドル/米ドル(0.2~0.3pips)、ポンド/米ドル(0.4~0.6pips)、クロス円系も0.1~0.7pipsなのでかなり優秀、手数料往復6ドルと安いです。

ゼロ口座のリアルタイムスプレッド

HotForex リアルタイムスプレッド

1,000通貨~、最低入金額10,000円~、ハイレバレッジ最大1,000倍(ここまで要らないと思うが)、ただし、円口座がないのが弱点かもしれません。

HotForexの評価レビューは以下でお読みください。

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LAND-FX スプレッドの特徴(ECN口座)

LAND-FXのスプレッドも基本的に優秀、しかし、実はDD方式を採用しているので、平均スプレッドがその時その時でバラツキが出ることがあります。管理人の感覚では以下のリアルタイムスプレッドよりも0.2~0.3pipsくらい高い感じであり、ユーロ/米ドル(0.2~0.3pips)、豪ドル/米ドル(0.4~0.5pisp)ポンド/米ドル(0.3~0.4pips)、米ドル/円(0.3~0.4pips)といった感じですが、かなりリーズナブルです。

ECN口座のリアルタイムスプレッド

LAND-FX リアルタイムスプレッド

1,000通貨、最低入金額10,000円~、レバレッジ最大500%、ロスカット水準は30%、DD方式の業者ですがFCA(金融行為監督機構)の厳格なライセンスを持っているので不正操作や出金拒否の不安はありません。

LAND-FXの評価レビューは以下でお読みください。

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XM スプレッドの特徴(ゼロ口座)

海外FX業者といえばXMというくらい日本でも圧倒的な人気を誇っています。
スタンドード口座のスプレッドは広めですが、ゼロ口座は上記4業者とほぼ互角の低スプレッドを提供しています。中でもドル/円(0.0~0.2pips)とユーロ/円(0.2~0.3pips)では他の5社よりも狭く、この2種類の通貨ペアで取引量が多い方はXMがおすすめです。

XM XMTrading リアルタイムスプレッド

ECN口座でありながら最低入金額5ドル(約500円)は海外FX初心者やFX自体が初めての方にとっては扱いやすいの一言です。ハイレバレッジ888倍、追証なしゼロカット、母体が厳格なキプロスライセンスとFCAライセンスを取得していおりXMグループの信頼性に不安がありません。

XM(XMTrading)の評価レビューは以下でお読みください。

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Tradeview スプレッドの特徴(ILC口座)

2004年設立の老舗、Tradeviewのスプレッドはお恐らく最狭でしょう。取引手数料込みでもドル/円とユーロ/円で0.7pips、ユーロ/米ドル0.6pips、豪ドル/円0.9pipsなどは海外FX業界ではダントツに狭く、ユーロ/円、豪ドル/円は国内FXのスプレッドと互角の水準となっています。

Tradeview リアルタイムスプレッド

ただし、ILC口座は最低入金額が10万円から、最低取引ロットが0.1ロット(1万通貨)なので、資金に余裕のないトレーダーにはハードルが高いかもしれませんが、ライセンス、約定力、顧客資金管理の体制なども優れており不安なく利用できる海外FX業者だと言えます。

海外FXのスプレッドを自分で比較する方法

海外FX初心者におすすめしたいのが、口座開設をしてからトレードを始める前に自分でスプレッドを比較することです。

特にスプレッド重視しているトレーダーほど、できる限り複数の海外FX業者のスプレッドを事前に確認してからトレードを始めた方が安心でしょう。

MT4で業者のスプレッドを比較する方法

海外FXではMT4/MT5が標準ツールなのでどの業者でも共通、以下の手順で複数の業者のスプレッドを比較することができます。

デフォルトでは表示されていませんが、以下の方法でスプレッドを表示できます。

通貨ペア上で右クリックし「スプレッド(r)」をクリックするとリアルタイムスプレッドが表示されます。

MT4でスプレッドを確認する方法

例として、以下はXMのZero口座(ECN)であり、赤枠部がスプレッドです。
一番上のUSDJPY(米ドル/円)はBidとAskが同じレートなのでスプレッドは0.0pipsです、これに手数料として往復10ドル(1.0pips)を加えて出来上がりのトータルコストは1.0pipsとなります。

(例)XMのZero口座のスプレッド

MT4ではスプレッドを表示できる

これと同じことを行って複数業者間のスプレッドを比較して、最終的にご自身でトレードする通貨ペアに適した業者を確実に選ぶことができます。

海外FXのボーナスとスプレッドの関係

海外FX業者のボーナスは国内FX業者よりも手厚いところが多く、ボーナスが手厚い海外FX業者ほどスプレッドが高めとなっていることが多いです。

  • ボーナスが手厚い海外FX業者 → ボーナス分の利益が必要 → スプレッドを高く設定
  • ボーナスが手厚くない海外FX業者 → ボーナス分の負担が少ない → スプレッドを低く設定できる

ボーナスを手厚く支給している海外FX業者は、トレーダーがボーナスをトレードに活用して儲けることができれば取引量も増えてスプレッド収入も増やせることから、トレーダーと海外FX業者がウィンウィン(共に儲かる)関係を目指しているのです。

この点については、トレーダーの考え方次第で受け止め方が異なってきますが、スプレッドが高めであってもボーナスを支給している海外FX業者は、トレーダーに儲けてもらいたいと考えていることが多いので重要な選考ポイントとなります。

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